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歴代商船の記録10

10号艦「ティテス」

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艦種:商用キャラック(装甲強化型)
艤装日:4月28日
退役日:現役

老朽化した武装商船「イルカンジ」と入れ替わる形で新造された商船改装駆逐艦。

優秀な汎用商船であった商用キャラックの基礎設計はそのままに、弱点であった防御力を補うため構造材がより頑健なものに見直され、さらに船体外殻に銅板装甲が追加された。搭載砲もこれまでのラピッドファイア28門からカロネード砲36門へと大幅増強、軍用艦としての性格を強めた。

このため、本船は通常の交易航路ではなく、私掠海賊の襲撃が予想される海域や討伐作戦任務に限定して運用される。
船名「ティテス」は人魚姫の名から。発注先のレイジィ造船匠では船名に女性名をつける慣習があり、「少女であり魚でもある」船名として人魚姫の名が贈られる。
ただ先代を知る古参船員は本船を頑なに「イルカンジ」と呼んで譲らず、船長を除く全乗組員にそれが広まった。
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歴代商船の記録9

9号艦「モラ・モラ」

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艦種:ナオ
艤装日:4月15日
退役日:現役

はじめて外部の造船匠へ外注された船。
その後2度の改装によって砲甲板と船室が撤去され、交易品倉庫が増設された。
ナオはイスパニアが開発した大型の3本マスト縦帆船で、キャラベル系の船体設計を取り入れて発展・巨大化、搭載量の飛躍的増大を図るべく設計されたのだが、当初計画していたほどの積載量の増加は達成できなかった。
逆に、船体強度を無視した無理な巨大化がキャラベル系の長所であった最高速度や旋回速度を犠牲にし、一方でキャラベルの短所でもあった耐波性の悪さや装甲の薄さなど深刻な欠陥が次々と露呈することになる。

本船「モラ・モラ」はインド~リスボンを結ぶ長距離交易船として就役し、ディヴから欧州へ大量の生糸輸入に成功している。
ただ、その足の遅さから幾度となく海賊の標的となり、その度に甚大な損害を被った。
根本的な解決策が見つからないなか、カリカットにおいて帆と船体が黒一色に塗りつぶされる。これは「軍艦色」に変更する事で少しでも威圧感を与え、攻撃を回避しようという苦肉の策だった。


船名「モラ・モラ」はマンボウの学名で、その語源はギリシア語で「石臼」。のんびりとインド洋を回遊する間の抜けた大船は実際のマンボウさながらだった。

歴代商船の記録8

8号艦「レッドBシュリンプ」

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艦種:輸送用ガレオン
艤装日:3月26日
退役日:4月15日
喜望峰以東の長距離航行用に建造された装甲巡洋船。
イルカンジとほぼ同時期にメリーアン造船匠へと発注されたものの、船長の戦闘技量の不足により出港が遅れ長期間ドックに眠っていた。
次世代の新鋭艦であるガレオン型は船体構造の設計思想において飛躍的な進歩を遂げた。このため、同クラスのキャラベル型やキャラック型と比較して倍の装甲と耐久性を持ち、踏波性や旋回速度でもより優れた性能を示す。

ただ、輸送用ガレオンは構造上メインマストに縦帆を張ることができず、地中海での逆風航行には適さない。また、船体の小ささが災いし、搭載砲は最大16門、船員は最大24人に限られる。このため、イスラム重ガレー艦隊の砲撃に対抗できるほどの強靱な装甲を持ちながらも、本格的な砲撃戦や接舷斬り込みに対応することができなかった。

こうした使い勝手の悪さが敬遠され「レッドBシュリンプ」は先代の後継艦となるには至らず、東アフリカ沿岸や紅海の海賊密集海域の強行突破といった特殊任務にのみ投入される。
船名「レッドBシュリンプ」は観賞用の小さなエビの名前から。

輸送艦「モラ・モラ」の建造と入れ替わる形で退役。あまり日の目を見ないまま船歴を終えた。

歴代商船の記録7

7号艦「イルカンジ」

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艦種:商用キャラック(高速艦)
艤装日:3月23日
退役日:4月28日
メリーアン造船匠に発注された2番目の高速船。
中型の3本マスト交易船である商用キャラックは、積載量、速度、耐久性など全ての項目において優れた性能を持つ汎用船で、アフリカ西岸以南の航海を安全に乗り切るには不可欠な船といえる。
この他別記すべき特徴としては、この種の商船としては異例である3群/28門の強力な舷側砲群があげられる。

「イルカンジ」は商用ガレー「ロングノーズ・ガー」の後継艦としてアフリカ航路での武装紡績工船として活躍。

船名のイルカンジはオーストラリア沿岸に生息する毒クラゲに由来。ラピッドファイア中心に編成された艦砲の全力射は突撃を試みる海賊ガレーを一撃で葬り去る破壊力をもっていた。
希代の武勲艦であった本船も戦闘を重ねながらの長期運用によって船体の老朽化が進み、末期には被撃沈率も飛躍的に上がっていく。 4月28日、ついに同型艦の新規建造が決定され任務を引き継ぎが行われた。 同日、イルカンジは惜しまれつつ解体された。

歴代商船の記録6

6号艦「ロングノーズ・ガー」

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艦種:商用ガレー(高速艦)
艤装日:3月17日
退役日 :3月25日退役
造船工廠:メリーアン造船匠
カナリア諸島~アルギン沖に密集する強力な海賊船団群を突破するべく、ベルエキップの名船匠メリーアンへと発注された強行交易ガレー船。
2本のメインマストに張られたラティーンセイルと補助のステイスル、スパンカーによって逆風での機動性能を確保する一方、強力な装甲と合計16門の舷側砲によって弱小な私掠船を圧倒する火力を持つ。
3月20日、カナリア沖での海賊討伐作戦に僚艦2隻と共に参加、戦闘用キャラベル2隻を撃沈。

ロングノーズ・ガーの主な任務は北西アフリカ周辺でのフランネル交易だった。アルギンの羊毛で製造されたフランネルは西サハラ旅団やバルバリア海賊といった凶悪な海賊艦隊の隙間をすりぬけ、南はシエラレオネ、カーボヴェルデ、東はチュニスへ輸送されて莫大な利益をもたらした。
武装商船としては優秀な性能を持っていたものの、当の船乗りたちの評判は芳しくない。漕船要員として大勢の船員が詰め込まれたため船内の居住性は悪く、船員たちは常に食料不足や疫病に悩まされた。また、ガレー特有の低い甲板は常に波を被り、ひとたび嵐に巻き込まれれば大勢の犠牲者を出すことになった。
3月25日に一線を退く。

この「ロングノーズ・ガー」から船名に通しナンバーではなく固有名称がつけられる。
     
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