スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

帆船 偽装と歴史編

帆船 偽装と歴史編
杉浦昭典 著
帆船 (艤装と歴史編) 帆船 (艤装と歴史編)
杉浦 昭典 (1985/09)
舵社

この商品の詳細を見る


1985年に舵社の海洋文庫から出版された杉浦氏による帆船本のうちのひとつです。
キャラベル船って何だ? とかバウスプリットって何じゃ? というような疑問にほとんど完璧に回答を出してくれる本で、当時の航海技術や時代ごとの帆の形状の変遷まで情報量は膨大です。

文庫本なので価格もたったの860円…でした。
新書であつかってる本屋さんが全然ないところをみると、やっぱりこれも絶版なんでしょうか? DOLファン必携の1冊に推したい本なんだけど惜しいですね。

Amazonで1冊出てるじゃないですか!! 欲しい人即買いです
スポンサーサイト

帆船 航海と冒険編

帆船 航海と冒険編
杉浦昭典 著
帆船 (航海と冒険編) 帆船 (航海と冒険編)
杉浦 昭典 (2000)
舵社

この商品の詳細を見る

「偽装と歴史編」と同じく杉浦さんの本です。こちらは主に帆船絡みの歴史の解説になるので、取り立てて目新しい内容はないかも。ただ、1章まるごとわりあててる、帆船による捕鯨の話は面白かったですよ。
これも新書で入手できますねー♪

アメリカAmazonに注文していた本がとどきました。

何週間か前にアメリカAmazonに注文していた本がとどきました。
これです。
sailingships01.jpg

Sailing ships (Rand McNally color illustrated guides) by Attilio Cucari
内容は以前紹介した『帆船 精密な復原図で帆船141隻を網羅、詳説』と全く同じ…といいますか本書を原書とした和訳版だったんですね。

ちなみに、ニーニャ号のページはこんな感じ。
sailingships02.jpg
一般の海洋文学、特にスペインの海洋文学においても、コロンブスの船についての詳細な説明は載せていない。われわれが知りうる全てのものは、コロンブスの航海日誌からきたもので、概略の情報しか得られない。ニーニャ号はラティーンセイルを張っていた。そしてこれはいろいろの記述と復元を生んだ。このニーニャという名は「小さなもの」というよりは「若い女性」という意味である……

コグ船からクリッパーまでジャンルごとに章分けしながら、左ページが解説文、右ページにイラストで、合計150隻近い帆船のカラーイラストによる帆船図鑑。

英文読むの苦痛じゃない方には素晴らしい資料です。米Amazonでもせいぜい10ドルくらいが相場(元値は7ドル)みたいで、日本語版に比べたら入手は格段に容易です。

※7月4日現在、ヤフオクに1冊、和訳本の出物がありますよー
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m33438461?

帆船 精密な復原図で帆船141隻を網羅、詳説

帆船 精密な復原図で帆船141隻を網羅、詳説
アティリオ・クカーリ著 茂在寅男訳 小学館1981年
帆船?精密な復原図で帆船141隻を網羅、詳説 帆船?精密な復原図で帆船141隻を網羅、詳説
茂在寅男、Attilio Cucari 他 (1981/01)
小学館

この商品の詳細を見る

もう20年以上前に出版された子供向けの帆船図鑑。アティリオ・クカーリ氏っていう船の歴史図鑑の著者にも名を連ねてる専門家が141隻もの帆船をカラーの挿し絵と詳細なデータで解説した本で、内容が古くて記述がいい加減なところもある(例えば、ヴィクトリア号は去年愛知万博に来航した最新の復元船と全然形が違う)のですが、帆船に関してこんなに大量に扱った本は日本語の本では一冊もありません。
残念ながら絶版書で古本屋さんでもまず見かけません。私が読んだのも図書館の閉架から出してもらってって感じでした。
Amazonで検索したところクカーリ氏の帆船本が何冊かひっかかったのですが……
http://www.randomhouse.de/book/edition.jsp?edi=195832
ドイツのサイトでした。当然ドイツ語。買ってもさすがに読めません。ていうか注文できるのかな???
一応英語版の古書はアメリカAmazonで10ドルで売ってるの発見したので取り寄せてみてます。
まーそのうち届くと想いますので、そしたらご報告します。

大砲ミシュラン

アルマダ海戦でイスパニアの無敵艦隊がイングランドに敗れたその敗因として、
(1)イングランドの小型船がイスパニアの大型船を機動力で圧倒した
(2)長距離砲=ロングレンジ戦法が重砲=近射撃&接舷戦法を打ち破った
という説が近年まで語られてきました。

(1)については、英国船はイスパニア船に比べて小型ではなかった(トン数の計算方法が違った)にせよ、イスパニア船が風上への操船性や船員の技術といった面において、イングランドに水をあけられていたのは事実でした。ですが、(2)については真相は全く異なっていたらしいのです。

アルマダの戦い?スペイン無敵艦隊の悲劇 アルマダの戦い?スペイン無敵艦隊の悲劇
マイケル ルイス (1996/10)
新評論

この商品の詳細を見る

本書は詳細な資料を元にアルマダ海戦を再分析し、それまでの俗説とは全く異なった結論を導き出しています。

記録を調べていくと、イスパニア船もイングランド船同様に長距離砲を搭載していて、イングランドの砲撃に対してイスパニア側もそれなりに撃ち返しているのだそうです。
海戦の勝敗を決したのは三国志の頃からの伝統的手法、すなわち火船による焼き打ちで戦法でした。イスパニア船の沈没原因のほとんどは漂流後の嵐によるものだったという事実は「レパントの海戦で白兵の時代が終わり、アルマダ海戦から艦砲の時代がはじまった」というイメージを変えてくれます。
※イスパニアのフェリペ2世はイギリス船の戦法について「イギリス船は砲術にすぐれ、距離をとっての砲撃戦を好む」と評した一方、後のネルソンは英国海軍は至近距離からの砲撃戦~接舷戦法を得意とし、麾下の艦隊にもそう命じていました。
時代の違いのせいもありますし、そもそもの認識の違いのせいもあるでしょうし。

さて、以前少しだけ触れた、「デミキャノンとカルヴァリンのどちらが優れているのか」という話のつづきもここでしておきます。『世界銃砲史』の著者、岩堂憲人氏は、17世紀のイギリス海軍が作成した砲弾の到達距離と到達時間に関する資料、つまり何秒後に何メートル飛ぶかを一覧表にしたものをみつけてきて、それを元にだいたいの初速と交戦距離ごとの砲弾の破壊力を産出しています。

  1秒後到達距離
推定弾速
2秒後到達距離
推定弾速
3秒後到達距離
推定弾速
4秒後到達距離
推定弾速
32ポンドデミキャノン 175m
165m/s
336m
152/m/s
487m
141m/s

none

エネルギー 20100kgfm 17100kgfm 14700kgfm  
18ポンドカルヴァリン 237m
214m/s
440m
180m/s
618m
152m/s
777m
129m/s
エネルギー 18000kgfm 12700kgfm 9100kgfm 6600kgfm
こんな感じなんだそうです。
この表からすると、0~500メートルまでの近辺至近距離~中距離での破壊力はデミキャノンの勝ち。1000メートル近くの遠距離砲戦だとデミキャノンが届かず、カルヴァリンが一方的に撃ち放題になります。

ただし、当時のだいたいの交戦距離は300メートル前後で、800メートルを超えると狙っても当たりません。仮に当たっても船体を撃ち抜けるだけの威力が残ってないと意味がありませんしね。
キャノンとカルヴァリン、本当は両方搭載するのがいいのでしょうけど(戦列艦はそのようにしてました)、どっちか選べと言われたらとりあえず大きいほうを選びましょう。

尚、岩堂憲人氏は「重いデミキャノンより軽いカルヴァリンのほうが操作性がいいから発射速度も速い。だからカルヴァリンも負けてないぞ~」と言っていますが、実際にはカルヴァリン砲は多めの装薬に耐えられるように砲身の肉厚が太くなっていて、デミキャ1800kgに対してカルヴァリンは2000kgだったりします。
     
プロフィール

ソーコ=シャリマール

  • Author:ソーコ=シャリマール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。